KISEKI(キセキ)の超硬合金包丁、買ったはいいけどお手入れってどうすればいいの?
結論から言うと、普通の砥石では研げません。でも、正しい方法を知っていれば手入れはとても簡単です。
この記事では、KISEKI包丁の日常のお手入れから研ぎ方、公式の「里帰り」研ぎ直しサービスまで、まるっと解説します。
超硬合金包丁は普通の砥石で研げない?
はい、研げません。
KISEKI包丁に使われている超硬合金(タングステンカーバイド)は、ステンレスの約3倍の硬度があります。一般的な砥石よりも刃のほうが硬いので、砥石が負けてしまうんです。
研ぐ方法は2つあります。
- 専用ダイヤモンド砥石で自分で研ぐ(7,480円・税込)
- 「里帰り」研ぎ直しサービスで工場に送る
セラミック包丁用のシャープナーでも一応研げますが、超硬合金の本来の切れ味は再現できません。やはり専用砥石がベストです。
日常のお手入れ方法
KISEKI包丁の普段のお手入れは、実はとてもシンプルです。
使ったらすぐ洗って拭く
使い終わったら中性洗剤で洗い、すぐに水気を拭き取ります。
「超硬合金って錆びないんでしょ?」と思うかもしれませんが、完全に錆びないわけではありません。水分が残ったまま放置すると、やはり錆びの原因になります。
ステンレスよりは錆びにくいですが、洗ったら拭く習慣をつけておけば安心です。
食洗機はNG
KISEKI包丁は食洗機で洗えません。
理由は刃ではなく「柄」にあります。KISEKI包丁の柄にはミズナラ・ヤマザクラ・ブナなどの天然木が使われていて、食洗機の高温・高圧水で木が傷んでしまいます。
手洗い→すぐ拭く、これだけでOKです。
保管はまな板の近くに
包丁スタンドやナイフシースに入れて保管しましょう。引き出しに他の食器と一緒にゴチャっと入れると、刃が欠ける原因になります。
超硬合金は硬い反面、衝撃には弱い面があります。落としたりぶつけたりは厳禁です。
専用ダイヤモンド砥石での研ぎ方【5ステップ】
KISEKI公式の専用ダイヤモンド砥石(粒度#1200)を使えば、自宅でも簡単に切れ味を復活できます。
用意するもの
- KISEKI専用ダイヤモンド砥石(砥石+ホルダーセットで7,480円・税込)
- 水
- タオル
ステップ1:準備
包丁を中性洗剤でよく洗い、油汚れを落とします。砥石をしっかり固定し、表面を水で湿らせてください。
ステップ2:表面を研ぐ
包丁を砥石に対して約45度の角度で当てます。砥石の全体を使って、前後にゆっくり滑らせるように研いでいきます。
力を入れすぎないのがコツ。包丁の重さを利用するイメージです。
ステップ3:カエリを確認
刃先の反対側を指で軽く触って「カエリ」(バリ)が出ているか確認します。刃先全体にカエリが出たら、表面はOKです。
ステップ4:裏面を研ぐ
包丁を裏返し、同じように研ぎます。裏面にもカエリが出るまで続けてください。
ステップ5:カエリを取る
新聞紙や雑誌の上で、刃先の両側を軽くこすってカエリを取り除きます。最後に砥石を水で洗って乾燥させれば完了。
慣れれば5分もかかりません。月に1回程度で十分切れ味が維持できます。
自分で研ぐのが不安なら「里帰り」サービス
「自分で研ぐのはちょっと怖い…」という方には、KISEKI公式の「里帰り」研ぎ直しサービスがあります。
岐阜県関市の工場に包丁を送ると、職人さんがプロの技術で研ぎ直してくれるサービスです。
里帰りサービスの流れ
- KISEKI公式オンラインストアで「里帰り」を注文
- 購入時のパッケージ(なければ安全に梱包)で包装
- 宅配便またはゆうパックで発送(送料は自己負担)
- 工場で包丁の状態に合わせた研ぎ直し
- 研ぎ直し完了後、返送(返送料はKISEKI負担)
刃欠けが2mm未満か2mm以上かで対応が分かれます。状態によっては研ぎ直しできない場合もあるので、まずは注文時に相談してみてください。
なお、KISEKI製品には1年間の製品保証と一生修理保証が付いています。長く使い続けられる安心感がありますね。
KISEKI包丁でやってはいけないこと
超硬合金は「硬いけど衝撃に弱い」という特徴があります。以下の使い方は避けてください。
| NG行為 | 理由 |
|---|---|
| 冷凍食品を切る | 硬すぎて刃が欠ける |
| 骨付き肉・カニを切る | 衝撃で刃欠けの原因に |
| 乾燥した餅を切る | 硬い食材全般がNG |
| 叩き切り・こじる使い方 | 刃に横方向の力がかかると危険 |
| 食洗機で洗う | 天然木の柄が傷む |
| 石やガラスのまな板で使う | 刃先が欠ける。木製・プラ製を |
| 落とす・ぶつける | 超硬合金は衝撃で割れることがある |
裏を返せば、普通に野菜・肉・魚を切る分にはまったく問題ありません。「丁寧に使えば一生モノ」、それがKISEKI包丁です。
まとめ:KISEKI包丁のお手入れは意外と簡単
- 日常:使ったら洗う→拭く。これだけ
- 研ぎ:専用ダイヤモンド砥石で月1回。普通の砥石はNG
- 本格メンテ:「里帰り」サービスで工場に送れば職人が対応
- 食洗機:NG(天然木の柄が傷む)
- 錆び:錆びにくいが、水気を残すと錆びる。すぐ拭くこと
正しくお手入れすれば、KISEKI包丁の「おいしい切れ味」がずっと続きます。

